久しぶりにフラワーカンパニーズの感情七号線を聴いた。
子どもの頃からテレビで見てきた上島竜兵さんの自殺に気分が沈んでいたが、
感情七号線を聴いていたら、
上島竜兵さんのことが羨ましく思えてしまった。
不謹慎ですが。
そう思った理由は、
上島さんはダチョウ倶楽部や個人で多くの映像作品に関わって、
それらの作品は死んだ後も残り続ける。
そして、それが自殺で亡くなってしまったことにより、
多くの人に再評価され感情を動かしている。
これが普通に引退して老衰で亡くなっていたとしたら、
ここまで多くの人の感情を動かしただろうか。
これも不謹慎だけど、
自殺という行為で、多くの人の感情を動かす「上島竜兵」という作品を完成させたように感じてしまう。
自分がもし今死んでも、
何かを思うのはきっと家族と数人の友人くらいで、世の中には何も残らないだろう。
自分は夢に真剣に挑もうとせず、
言い訳をしながら、
現実からも逃げ回りながら、
ただ歳だけ重ねてきた。
学生時代に就職活動を頑張ってきた友人達は、
きっと子どもや孫に囲まれながら亡くなっていくんだろう。
今のままだと、
自分は身内に囲まれて死ぬこともないだろうし、
夢の中で死ぬこともないだろう。
消えてしまいたいって思うことはあるけど、
でも、死ぬのは怖いよ。
いつのまにか心の真ん中にすりガラスがあって、自分のやりたいことなんてわからなくなったけど、
死ぬのは嫌だな。
きっと上島さんも怖かったんだろうな。
周りで死にたいって言ってる人がいたら、
無責任でも全力で止めるよ。